DMMより新作ゲームの「巨神と誓女」がリリースとなっていたので早速遊んできました。
このゲームは、事前登録の時点で他のゲームとは力の入れ具合が違うように見えており、「これは凄いゲームが始まるんじゃないかな」という期待感がありました。
実際にプレイをした感想ですが、他のゲームにはない独特のシステムが新鮮と感じました。一方で、その独特のシステムがわかりにくく、取っ付きにくかったのも事実です。
詳細に感想を開催していこうと思います。
”自由”を打ち出した新しいRPG
「巨神と誓女」の謳っているテーマとして、プレイヤーが自由に遊べるというものがあります。
これは、ゲーム内でも十分に再現されており、他のRPGとは違う感覚で遊べるようになっています。
具体的には、以下のとおりです。
- スタミナがなく、無限に遊ぶことが出来る
- 他プレイヤーが関わるコンテンツが一切ない
- メインストーリーはなく、断片的に手に入る情報から物語を紡いでいく
- デイリーミッションや日替わりクエストの価値が薄い
- 敵の強さをプレイヤーがカスタマイズできる
- むしろ遊ばなくても強くなれる(放置報酬が多い)
他のゲームでは、
「毎日ログインしてデイリーを終わらせないと」
「メインクエストを全部クリアしてやっとスタートライン」
「イベント期間中にイベントを走破しないといけない」
というような強制力のあるゲーム内容が多いですが、巨神と誓女では、そのようなプレイの制約などを極力排除したような作りになっています。
それが合うかどうかが、このゲームを続ける最大の分岐点になりそうですね。
※ただ、現在は期間限定イベントが開始されていない状況です。期間限定イベントが始まったらある程度強制力も働いてくるかもしれないです。
良いと思った点、悪いと思った点
巨神と誓女をプレイして良いと感じた点と悪いと感じた点は以下になります。
良いと思った点
- グラフィックが美麗で敵キャラクターにもこだわっている
- 少しずつストーリーが明らかになっていく形式で引き込まれる
- ガチャの最高レア当選確率が高い
- キャラのカスタマイズ性がある
悪いと思った点
- 他プレイヤーとの絡みが皆無
- 操作性が悪かったり用語がわからなかったりする
- ゲーム性があまりない上に戦闘が長い
- プレイ時間に比例して差が付きやすい
一つずつ詳細を書いていきたいと思います。
良いと思った点
グラフィックが美麗で敵キャラクターにもこだわっている
まず味方である誓女がよく動く上に、ストーリーや性格もしっかりと描かれているのが魅力です。
戦闘では動き回りながら敵を攻撃する感じで、DMMのオンラインゲームの中ではトップクラスの出来だと思います。

欲を言うと、敵の巨神が非常に大きいので相対的に誓女が小さくなってしまうのが不満ですかね。(画面上、どうしても巨神のほうが目立ってしまいます。)
また、戦闘だけでなくホーム画面や庭園などのキャラの動きも魅力的です。
更に、味方だけでなく敵のグラフィックも凄いです。
殆どのRPGでは、味方の女性キャラクターはすごく細かく描かれますが、敵キャラクターについては適当で使いまわしのことが多いです。
その点、巨神と誓女では様々な巨神が出現し、その巨神の必殺技も滅茶苦茶凝っています。

↑カエルみたいな巨神 必殺技も派手
少しずつストーリーが明らかになっていく形式で引き込まれる
前項で敵グラフィックが本当に凄いと記載しました。
更に敵1体ごとにストーリーが用意されています。この力の入れ具合は本当にすごいです。
敵を繰り返し倒すことにより、その巨神についてのストーリーが開放されていきます。それが重い内容のものが多く非常に引き込まれます。
また、このゲームはメインストーリーが一切ないのですが、キャラが敵の詩を聞くことで過去を思い出すという形になっています。
当初はゲームのことが全くわからない状態なのですが、少しずつ話しが明らかになっていく感が非常に面白いです。
ガチャの最高レア当選確率が高い
ゲームリリース直後においては、最高レアとそれ以外の格差がかなり大きいです。
しかし、最高レアの確率設定はかなり高めに設定されているので、そこそこ引き入れることができます。

個人的に、最高レアの確率相場は3%くらいと思っているので、相場の1.5倍くらいは最高レアを引きやすいですね。
更にエグい重ね要素もないです。
(ただ、無料石の配布は比較的少ない気がします。)
キャラのカスタマイズ性がある
キャラの育成システムですが、通常のRPGと違ってEXPもLvもありません。
その代わり、アイテムを使用して、ステータスアップなどを少しずつ開放していく仕組みです。(FF10のスフィア盤とかに近い感じだと思います。)

そして、キャラは武器を複数持っていてその中からどれを装備するかを選ぶことができます。
また、グリフというシステムでキャラが使うアビリティをどうするかをプレイヤーが決めることができます。
キャラカスタマイズ性はかなり高く面白いと思いました。
一方で、キャラ育成要素がこれだけなので、育成自体は単調かなと思います。
悪いと思った点
他プレイヤーとの絡みが皆無
アイギスとかと同じですが、ソシャゲにもかかわらず他プレイヤーを意識することが一切ないです。
フレンド要素もなければ、ギルドもなく、共闘するコンテンツもないです。
良く言えば、のんびりと進められるという感じですが、個人的にはオンラインゲームなので「他人とも一緒に遊びたいなあ」という気持ちが強いです。
操作性が悪かったり用語がわからなかったりする
まずチュートリアルがかなり長い上に、スキップ要素がなくて飛ばせないです。またストーリーの合間に挟まれる籠男の会話とかも飛ばせない。
そしてメニュー画面を見ても最初何がなんだかわからなかったです。

他のゲームで言う「出撃する」みたいなコマンドとか「ミッション」とか言うコマンドがなく戸惑いました。
- オーダー→ミッション
- ヒストリーブック→図鑑
- バトル→ストーリー
- ひみつきち→キャラルーム要素
- 庭園→ミニゲーム
みたいな感じになっていて、覚えるまで少し時間がかかりました。またパーティー編成もキャラをドラッグして椅子に座らせるという独特な感じです。

良く言えばオシャレですが、直感的にわかりにくいのはマイナスの方が大きいかなあと思いました。
ゲーム性があまりない上に戦闘が長い
戦闘は本当に美麗なのですが、キャラが勝手に戦闘するので、プレイヤーは見ているだけ感が半端ないです。
プレイヤーが出来ることと言うと、巨神に赤いマークが出るのでそれをクリックすると少し誓女が連撃してくれるっていうのと、技の発動をキャンセルできるくらいです。
上記も戦闘結果に影響を及ぼすほどの効果はないので、ほぼオートで見てるだけというイメージであっていると思います。
あと単純に1戦が長いです。
プレイ時間に比例して差が付きやすい
キャラクターを成長させるためには、巨神からドロップするアイテムを大量に収集する必要があります。

巨神と誓女はスタミナが無いため、プレイ時間が無限にあればアイテムを稼ぎ放題です。つまり…
- 24時間プレイできるマクラー
- 昼間を全部注ぎ込めるニート
- 夜しかプレイできないサラリーマン
だと半端ない差がつくことになります。
スタミナシステムは、この辺を平等にするために必要なものだと思います。
それを取っ払ってしまったというのは、昼間プレイできない自分としてはかなりネガティブな印象を持ちました。
まとめ
色々と記載しましたが
「圧倒的なクオリティと他と一線を画すシステム」を持っており、今年のDMM新作の中では間違いなく目玉ではないでしょうか。
欠点としては、やはりゲーム性が皆無なところですね。また、育成のスピードが個人によってかなり違いそうなので、イベントなどの難易度が気になるところです。
自分は初日プレイして一気に引き込まれたので、引き続きプレイをしていきたいと思います。